エベレストに登るためなのか、家族とキャンプをするためなのかにかかわらず、MSRにはあなたにぴったりのテントがあります。MSRのテントは信頼性と条件に特化した設計を基に作られており、どんな冒険にも必要なものを提供します。
しかし、専門のテントがたくさんあるため、適切なものを選ぶことは困難に思えるかもしれません。実際には、各テントの特徴を理解し、適切な情報を持っていれば、適切なテントを見つけることはかなり簡単です。そのため、私たちはすべてを照らす灯台として、究極のテントガイドを提供します。
以下では、カテゴリごとにすべてのテントを紹介しています。これは、あなたのニーズに合った適切なテントを見つけるための第一歩です。一度目標を設定したら、そのカテゴリ内の各テントモデルの簡単な概要と、それらの背後にある設計思想があります。この情報を元に、付属の比較表でいくつかのMSRのテントを絞り込むことができます。その後、個々の製品ページをチェックして、あなたの冒険に最適なテントを見つけてください。
フロントカントリー／キャンピングテント
MSRにとって最も新しいカテゴリーのフロントカントリー/キャンプ用テントです。これらは、大きく、中で立ち上がることができる室内高のシェルターを、簡易的なものではなく、グループアクティビティのベースキャンプとして使えるものになるよう夢見て作られました。このカテゴリーのテントは、他のMSRテントと同様に、同じ高い耐久性と機能性を持ち、MSRの名にふさわしいファミリーキャンプ用テントになっています。
| モデル名 | 最小重量 | フロア＋前室の面積 | ドア/ 前室 | 定員 | 最適な用途／主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| ハビチュード４ | 5.44kg | 5.8 + 2.18m2 | 1/0 | 4 | グループ、家族、およびカーキャンプ向けのテント。フロントカントリーのサイズでバックカントリーの品質。 |
| ハビチュード６ | 6.08 kg | 7.71 + 2.27m2 | 1/0 | 6 | グループ、家族、およびカーキャンプ向けのテント。フロントカントリーのサイズでバックカントリーの品質。 |
| ハビスケープ４ | 5.4kg | 5.8 + 2.18m2 | 2/1 | 4 | 一般的なファイリーキャンプ用。2つのドア付きのファミリーやカーキャンプ向け。 |
| ハビスケープ６ | 6.15kg | 7.71 + 2.27m2 | 2/1 | 6 | 一般的なファイリーキャンプ用。2つのドア付きのファミリーやカーキャンプ向け。 |
ハビチュード４・６
Habitudeテントは、ファミリーキャンプから夏の長距離旅行までの厳しい使用に耐えるために頑丈に作られています。Habitude 4とHabitude 6テントの主な特長には、広々とした室内、頑丈な生地や部品、そして迅速で簡単な設置が含まれます。経験豊富なベテランキャンパーであろうと、まったくの初心者であろうと、キャンプ地に到着した時に必要なすべてがそろっています。安定した7000シリーズのアルミポールは、車両をベースにした冒険に不可欠な185cm（4人用）と195cm（6人用）の室内高で広々とした室内空間を作り出します。その他の機能としては、前室に用意されたLEDポーチライト、たくさんの内部収納ポケット、巨大な前室、そして家のような雰囲気を作るための複数の吊り下げループが用意されています。また、ドアのジッパーの曲線をすべて排除して使いやすさを向上し、耐久性を大幅に向上させました。
ハビスケープ４・６
ハビチュードが、本格的な耐風性やパフォーマンス、耐久性を求めるバックカントリーのライフスタイルを選択する冒険家族向けのテントであるならば、ハビスケープは、入門キャンパーや数週間連続でテントを使用しないが品質を求める人々のための最良のテントです。ハビスケープは、ややライトなコンポーネントで構築されており、代わりに、より贅沢さを備え、2つの入口やパススルーポケットなどのクールな機能が特徴です。前室はMSRアジャスタブルポール（別売り）2本で日光や雨から守られた空間を作ることができます。
バックパッキングテント
5泊の登山やカーキャンプに持ち込めるテントをお探しですか？あるいは、スルーハイクやカヌートリップ、長いシングルトラックを歩く旅に特化したテントをお探しですか？当社のバックパッキング・テントは、春から秋にかけての冒険で必要とされる大半をカバーする多様な構成で、信頼性が高く、フルカバーで持ち運び可能なプロテクションを提供します。
| モデル名 | 最小重量 | フロア＋前室の面積 | ドア/ 前室 | 定員 | 最適な用途／主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| フリーライト１ | 740g | 1.85 + 0.74m2 | 1/1 | 1 | 通気性に優れ、少し広めの夏用超軽量バックパッキング・テント。 |
| フリーライト２ | 910g | 2.7 + 1.4m2 | 2/2 | 2 | 通気性に優れ、少し広めの夏用超軽量バックパッキング・テント。 |
| フリーライト３ | 1070g | 3.57 + 1.4m2 | 2/2 | 3 | 通気性に優れ、少し広めの夏用超軽量バックパッキング・テント。 |
| ハバハバシールド１ | 950g | 1.67 + 0.7m2 | 1/1 | 1 | 伝説のオールラウンダー。ULハイクからフロートトリップ、カーキャンプまで。 |
| ハバハバシールド２ | 1300g | 2.69 + 1.40m2 | 2/2 | 2 | 伝説のオールラウンダー。ULハイクからフロートトリップ、カーキャンプまで。 |
| ハバハバシールド３ | 1550g | 3.67 + 1.40m2 | 2/2 | 3 | 伝説のオールラウンダー。ULハイクからフロートトリップ、カーキャンプまで。 |
| エリクサー１ | 1780g | 1.86 + 1.11m2 | 1/1 | 1 | テント本体の生地を厚くすることでプライバシーを確保し、ショルダーシーズンの天候から保護します。 |
| エリクサー２ | 2240g | 2.69 + 2.22m2 | 2/2 | 2 | テント本体の生地を厚くすることでプライバシーを確保し、ショルダーシーズンの天候から保護します。 |
| エリクサー３ | 2660g | 3.67 + 2.22m2 | 2/2 | 3 | テント本体の生地を厚くすることでプライバシーを確保し、ショルダーシーズンの天候から保護します。 |
| エリクサー４ | 3600g | 5.02 + 2.27m2 | 2/2 | 4 | テント本体の生地を厚くすることでプライバシーを確保し、ショルダーシーズンの天候から保護します。 |
| ティンハイム２ | 2480g | 3.11 + 1.49m2 | 1/1 | 2 | 居住性、耐久性、耐候性に優れた、3シーズンの冒険を最大限に楽しむためのシェルター |
| ティンハイム３ | 2910g | 3.67 + 1.76m2 | 1/1 | 3 | 居住性、耐久性、耐候性に優れた、3シーズンの冒険を最大限に楽しむためのシェルター |
フリーライト
小型の超軽量テントがお好きなら、超軽量でセミ・フリースタンディングのフリーライト・テントをチェックしてみてください。DAC NFLポールと少し丈夫な生地が、超軽量を保ちながら耐久性を高めている。また、フリーライト・テントは内部スペースが広く、前室スペースも追加されているので、夏の嵐をしのぐときや蚊の群れから逃れるときに最大限に活用できます。
ハバハバシールド
もしテントを一つだけ所有することが許されていて、その一つですべてを楽しみたいのであれば、ハバハバがあなたの購入リストのトップになるはずです。MSRのハバシリーズは、長距離のバックパックからカーキャンプの冒険まで、何でもこなせるオールラウンドな性能で高い評価を得ています。このテントは、プライバシーを確保し、ショルダーシーズンの気候でも安心して過ごせる布製のインナーや、設営しやすい自立型のデザイン、そしてこれほど多用途なテントにありがちな頻繁な使用にも耐えられる丈夫な生地など、多用途性が特徴です。
エリクサー
軽量化を犠牲にしてでも、テントを長く使うために必要な耐久性と、快適性を確保したい。エリクサー・テントは、スペース、プロテクション、耐久性など、すべての要素を高めました。エリクサーは信頼性の高い70Dナイロンをフロアに使用し、生地が多いキャノピーは保温性とプライバシーを確保し、レインフライを使用しないときには十分なメッシュで通気性と視界を確保します。ハバハバと同様に、ギアシェッドもエリクサー1、2、3テントへ使用でき、前室にギアやバイクなどを収納するスペースを追加することができます。
ティンハイム
多用途で広く、悪天候でも安定する丈夫で頑丈な3シーズン用ティンハイムは、山でのバックパッキング旅行から身近な週末の冒険まで、どんなことにも対応できます。
広々とした内部と前庭は、雨が通り過ぎるのを待つ間、くつろぐのに十分なスペースがあります。付属のフットプリントは濡れた地面からギアを保護するために前庭まで伸びています。内部にはランドリーラインがあり、濡れたギアを干すことができます。レインフライの通気口は内側からアクセスできるので、テントにいながらにしてコンディションを簡単に調整できます。二重構造のジッパー式ドアは、ベンチレーション用のメッシュパネルと、天候を保護しプライバシーを守る無地のパネルの両方を備えています。
レインフライのストームピッチ構造により、雨天時でもテント本体を濡らさずに設営できます。丈夫な2フープ・デザインやヘビーデューティーなコード・アジャスターなど、厳選された機能が風の強い天候下でのティンハイムの安定性を高めます。突然の突風にも安心なジッパーで前室ドアをしっかり閉められます。
結論 ティンハイムは、MSRの品質に裏打ちされたスペースと安定性を提供します。
バイクパッキングテント
新たなロード・アドベンチャーやグラベル・アドベンチャーに理想的なテントは、性能や居住性に妥協することなく、最も伝説的なテントのデザインに手を加え、よりバイクに適したものにしました。
| モデル名 | 最小重量 | フロア＋前室の面積 | ドア/ 前室 | 定員 | 最適な用途／主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| ハバハババイクパック１ | 930g | 1.67 + 0.82m2 | 1/1 | 1 | ロードやグラベル・ツアーに完璧にマッチするよう進化した伝説のデザイン。 |
| ハバハババイクパック２ | 1400g | 2.7 + 1.63m2 | 2/2 | 2 | ロードやグラベル・ツアーに完璧にマッチするよう進化した伝説のデザイン。 |
ハバハババイクパック
ハバハババイクパックは、歴代のベストセラー・テントのデザインに手を加え、バイクパック用として完璧に仕上げました。スペーサー付きのハンドルバー対応バッグに入っており、スマートでシンプルなパッキング・ソリューションを提供します。すでに今使用しているパッキング・システムに愛着があるなら、各テントはサイドキャリアやフレーム・バッグ、その他一般的なバイク・サイズのバッグに簡単に収まるよう、ポール部分が小さく設計されています。広い内部スペース、自立式デザイン、頑丈なジオメトリー、何十年にもわたり暴風雨に耐えてきた実績のあるプロテクションなど、ハバハバシリーズのテントの伝説的な特徴に加え、バイクパッキング用テントには、グラベルからそれほど離れていない場所でひっそりキャンプができるダークグリーンのレインフライも付いています。
オールシーズンテント
MSRオールシーズンテント（通称4シーズンテント）は、冬の積雪やアルプスの強風の負荷に耐えながら、地球上で最も人里離れた場所にも持ち運べるよう軽量に設計された、MSR最強のバックカントリーテントです。このカテゴリーには、季節を問わず登山に使える頑丈なMSRテントから、冬のスキーツーリングやスノーシューツアー用の軽量なテントまで揃っています。より丈夫な生地、補強された縫製、防寒具を収納するスペースの追加、そして最高級の防水コーティングが組み合わさり、最も必要な時に頼りになるテントとなっています。
| モデル名 | 最小重量 | フロア＋前室の面積 | ドア/ 前室 | 定員 | 最適な用途／主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| フロントレンジ | 740g | 7.52m2 | 1/0 | 4 | 超軽量でフロアレス設計のため、シンプルかつ多目的なオールシーズン・プロテクション。 |
| フロントレンジバグシェルター | 880g | 4.97m2 | 1/0 | 4 | フロントレンジ用のバグシェルター。 単独での使用も可能。 |
フロントレンジ
フロンレンジタープシェルターは、4人パーティーのアルパインミッションやスキー・スノーボードの縦走を、超軽量かつオールシーズン対応可能なプロテクションで、より速く移動することを可能にします。4 人用のシェルターとして、あるいはガイド付き山行や長期遠征の際の集会スペース／ダイニングホールとして、どの季節でも使用できます。シンプルなセンターポール・デザインは、エクストリームシールドコーティングで補強され、季節を問わず天候からシェルターを保護します。オプションのバグシェルターは、防水バスタブフロアとメッシュキャノピーを備え、春の湿ったコンディションや蚊から身体を守ります。
ミニマリストシェルター＆ウィング
私たちのミニマリスト・シェルターは、数グラムの節約にこだわる山行向けです。ロングトレイルのスルーハイクや、トレイルの走行距離を伸ばすためにパックのサイズや重量を抑えるために快適さを犠牲にすることをいとわないような場所での使用を考えてみてください。
| モデル名 | 最小重量 | フロア＋前室の面積 | ドア/ 前室 | 定員 | 最適な用途／主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| スルーハイカーメッシュハウス１ | 280g | 1.68m2 | 1/0 | 1 | 虫除けのための本当にミニマルなシェルター。 |
| スルーハイカーメッシュハウス２ | 410g | 2.78m2 | 1/0 | 2 | 虫除けのための本当にミニマルなシェルター。 |
| スルーハイカーメッシュハウス３ | 460g | 3.43m2 | 1/0 | 3 | 虫除けのための本当にミニマルなシェルター。 |
| スルーハイカー７０ウィング | 380g | 6.5m2 | NA | 2-3 | 超軽量タープシェルター。スルーハイカー・メッシュハウスと組み合わせれば、さらに保護力が高まります。 |
| スルーハイカー１００ウィング | 490g | 9.29m2 | NA | 2-3 | 超軽量タープシェルター。スルーハイカー・メッシュハウスと組み合わせれば、さらに保護力が高まります。 |
| ランデブーサンシールド１２０ウィング | 1.47kg | 10m2 | NA | 2-4 | 超軽量で大型のターププロテクション。 |
| ランデブーサンシールド２００ウィング | 2.77kg | 18.58m2 | NA | 6-12 | 超軽量で大型のターププロテクション。 |
スルーハイカーメッシュハウス
わずか約280gのスルーハイカー・メッシュハウスは、天候保護のために超軽量タープを使用するスルーハイカーにとって、必要不可欠な防虫対策を提供します。ジッパーを除けば金具は一切使用しておらず、トレッキングポールと連結することで、さらに軽量化が可能です。バスタブ型の床は泥や湿気を防ぎ、内部空間は数ヶ月間の快適な生活に十分な広さがあります。もちろん、毎日が晴天とは限りませんので、スルーハイカーメッシュハウスとスルーハイカーウィングを組み合わせていただくことで、天候が計画に協力的でないときでも、最低限の頭上の保護を確保することができます。
スルーハイカーウィング
わずか約454グラムで4人分のプロテクションが得られる！？
それがスルーハイカー・ウィングスの特徴です。小さなパッキング、軽量、そして長距離のトレイルを目指す方に、超小型で超軽量に収納できるスルーハイカーウィングはおすすめです。極薄20Dナイロンは、エクストリームシールドコーティングを施しており、最高の耐候性を実現しています。また、設営はシンプルに、トレッキングポール2本だけで行えます。あるいは、スルーハイカー・メッシュハウス2または3と組み合わせて、AT、PCT、CDT、もしくはあなたが夢見ている他の「T」で、雨、風、虫からのミニマリスト的な保護を提供することができます。
ランデブーサンシールドウィング
ランデブーサンシールドウィングが設置されると、最もよく聞かれる質問は「それ、どこで手に入れたの？」です。その比較的大きなサイズは、決してミニマリストとは言えませんが、一度使うと誰にとっても必要不可欠なベースキャンプツールとなり、その使い方次第でミニマリストにも贅沢にもなります。
わずか約1.5kgの120は、最大4人までのバックカントリー向けのミニマリストな避難所を提供します。また、短いバックパック旅行では、単に調理エリアや日除けとして使用することもできます。その贅沢な雰囲気を一日中楽しめるでしょう。
200は約18.6m2の広さで、フルサイズのピクニックテーブルを簡単に覆うことができ、その巨大なカバー範囲を考えればミニマリストと言えるでしょう。重量は約2.7kg（6ポンド）で、軽量な生地は車やバン、ボートに効率的に収納でき、太陽や雨からあなたと多くの友人を守るために必要なものです。
それぞれのタープには、紫外線から身を守るUPF50＋のサンシールドコーティングされたナイロン生地が使用されており、信頼性の高い防護を提供します。また、設置用のポールが2本付属しており、さらに別売のポールを追加することで、高さを増やしたり、必要に応じて様々な配置にアレンジすることが可能です。
アドバイス：簡単な手順に従うだけで、セットアップが格段に速くなります。
MSRテントとは？
MSRのテントは伝説的な存在です。1973年、シアトルの住民たちは、MSRの創設者ラリー・ペンバシーが自作した風洞実験を目撃しました。それは、テントをピックアップトラックの後ろに固定し、時速100kmで高速道路を疾走するものでした。このような、実際の環境での厳しいテストと設計が、これまでMSRのテントが作られてきた方法であり、その伝統は今も続いています。
私たちは、生地や防水コーティング、構造工学、そして何よりもMSRのテントがどのように、どこで使用されるかについての深い理解を持っており、それが多様な目的に対応する最高のテントを設計するための基盤となっています。その中心には、シンプルでクリーン、そして長持ちするデザインという、MSRのテント設計の基本理念があります。
伝説的で革新的なハバハバテントや、頑丈なオールシーズン対応のデザインから、ミニマリスト向けのスルーハイカーシェルターやカーキャンピング用のハビチュードテントに至るまで、すべてのMSRテントのデザインは、現実世界の条件下での持続する性能への揺るぎないコミットメントによって支えられています。
あなたに最適なテントの見つけ方
テント選びは難しく思えるかもしれませんが、実はシンプルに計算できます。
いくつかの簡単な質問に答えていただくことで、正しい選択への道が開けます。
最終的には、様々な旅行のために2つ以上のテントが必要になるかもしれませんが、幅広い用途に対応できるMSRのテントも多数設計されています。
結局のところ、重要なのは重量、耐久性、スペース、そして機能です。これらはすべて相互に関連していますが、個別に考えることで、理想のテントを見つけるための良い出発点となります。
旅行の種類、目的地は？
適切なテントを見つける際、最初に考えるべきは、あなたが最も頻繁に行う旅行の種類です。おそらく、MSRが提供するカテゴリーのいずれかに簡単に当てはまるでしょう。
車でのキャンプ旅行から冬の登山まで、それぞれの旅行には異なる設計の優先事項が必要ですので、まずは自分の旅行スタイルを定義しましょう。MSRのオールシーズンやミニマリスト向けのテントのように、高度に特化していて適用範囲が限られているものもあります。一方、バックパッキング用のテントのように、より広い用途に対応できるものもあります。
それぞれのシチュエーションに特化したテントを複数揃えることは有益ですが、年に数回バックパック旅行をする程度であれば、多用途に対応できるバックパッキングテントに焦点を当てるべきです。
使用する人数は？
当然のことですが、MSRのテントはどれも居住性に優れており、2人用テントなら2人が快適に過ごせます。
しかし、より快適性を高めるために、2人用テントを1人で使用したり、超軽量の3人用テントを2人で使用する人が多くいます。
そうした選択肢があることを理解しておいてください。
使用する季節は？
3シーズン用のテントが必要ですか？それとも4シーズン用ですか？
冬の登山には4シーズン用のテントが重い雪や強風に耐えられるように設計されているのは当然ですが、３シーズン用のテントでは、低山の登山に最適なテントと、北アルプスの登山に最適なテントが異なることを覚えておくべきです。
一般的に、メッシュが多いテントは、少ないものよりも暖かい天候で快適に過ごせます。また、一部の超軽量デザインは、夏の天候に特化して最適化されています。
必要なテントの機能は？
ドアは1つか2つか？前室はどのくらいの広さか？前室は1つか2つか？設営は簡単か？自立型か？これらの要素に加えて、内部の収納スペース、ガイポイント、利用可能なアクセサリーなど、最適なテントを見つけるために考慮すべき点は多岐にわたります。
重量、耐久性、スペースの三角関係
適切なテントを見つけるための道は、すべてここに集約されます。実際、これらの要素は相互に関連しているため、個別に考えるのは難しいでしょう。
基本的に、耐久性やスペースを求めるほど、テントは重くなります。デニールが高い生地、より強力な防水コーティング、頑丈な部品や構造技術は、すべてテントをより頑丈にする一方で、重さも増します。そして、もちろん、スペースが広いほど、必要な生地も増え、その結果、重量も増加します。
逆に、できるだけ軽いバックパッキング用テントを求める場合は、スペースを多少犠牲にする覚悟が必要です。軽量テントは、重いテントと同じ程度の耐久性を期待しないことが、そのテントを最大限に活用するために重要です。
この三角関係を理解することが、適切なテントを見つけるだけでなく、フィールドでテントに対する現実的な期待を持つために不可欠です。
テントの中で暖かく乾燥した状態を保つ方法
暑い夏の日に涼しい標高の高い湖が気持ち良いのは別として、バックカントリーで快適に過ごすためには、雨や水蒸気は常に少し厄介な存在です。これは、テントの内部でも同様です。結露や濡れたギア、さらには夜間に吐き出す水蒸気が、テント内の環境に大きな影響を与えることがあります。
しかし幸いなことに、守重要なルールを守れば湿気を防ぎ、快適さを保つことができます。
換気
湿気対策において最も重要な武器は、おそらく換気です。基本的には、天候が許す限りできるだけテントの前室やベンチレーションは開放しておくことが重要です。テント内外に十分な空気の流れがあるほど、乾燥して快適に過ごせます。メッシュでさえ、意外と多くの空気の流れを妨げますので、虫の心配がない場合は、少なくともドアの上部を少し開けて、呼吸で生じる湿気を逃がすようにしましょう。
また、シングルウォールテントやキャノピー部分に生地が多いテントは、他のテントよりも換気が必要なことを覚えておいてください。
水を中に入れない
テント内で乾燥して快適に過ごすためのもう一つの重要な方法は、水を中に入れないことです。旅行の前に、必ずフライシートが良好な状態にあることを確認しましょう。シームテープがしっかりしているか、または必要に応じて未処理の縫い目をシールしているかをチェックしてください。また、濡れたギアをインナーテント内に持ち込まないようにしましょう。前室はそのためにあります。状況によっては、いくつかのアイテムを乾かすためにテント内に持ち込むことが必要かもしれませんが、その場合、ソックスに含まれている水分はテント内に溜まることになるので、換気がさらに重要になります。
しっかりと設営する
ほとんどの状況で、フライシートは湿気が溜まりやすい場所になりますが、それは内側、つまりテントの中側です。これは、テント内の暖かい空気が外側の冷たい空気に触れ、結露が発生する場所です。ここでの最良の対策は、テントをしっかりと張ることです。私たちは、すべてのテントがこの結露を生地に沿って地面に流すように設計しており、内部に滴り落ちるのを最小限に抑えるようにしています。しかし、テントをいい加減に張ると、テントがたるんでしまい、この敵が侵入する機会を与えてしまいます。
最後に、可能であれば乾いた地面に、雨が降ったときの水路から離れた場所に設営しましょう。
テントのパッキング方法
テントを正しくパッキングする方法には、一般的に二つの考え方がありますが、実際にはどちらの方法にも確かな科学的根拠はほとんどありません。それでも、効果的な二つの方法をご紹介します。あなたは「ローラー」派、それとも「スタッフ」派ですか？
ローラー派
ローラー派は、生活の中で物事が秩序正しく整っているのを好みます。きちんと、清潔に、そして予測可能に。彼らは、この方法がジッパーや生地にとって最も優しいと信じており、テントを長持ちさせると主張します。
幸いなことに、テントを巻く方法は、ほぼすべてのテントに通用する万能のテクニックです。
まず、テント本体を広げ、その上にフライシートをかぶせます。このとき、生地が均等に広がり、テントのベースの範囲内に収まっていることを確認します。次に、スタッフサックの幅に合わせるため、三つ折りにします。最後に、ポールを片端に置き、それを中心に向かってきつく巻いていけば、付属のサックにぴったり収まります。
詰め込み派
詰め込み派は、ミニマリズムとスピードを重視します。また、ローラー派よりも少し整理整頓が苦手かもしれません。彼らは、テントを詰め込むことで、同じ箇所で何度も折り目がつくリスクを減らし、その結果、テントが長持ちすると信じています。また、彼らは「スタッフ(詰め込み)サック」と呼ばれるのには理由があると誇らしげに言うでしょう。
ほとんどの詰め込み派は、まずテントサックにポールを入れ、あとはすべてが収まるまで詰め込むだけです。ミニマリストな詰め込み派は、スタッフサックを家に置いてくることさえあります。これにより、テント本体、フライシート、ポールやペグをグループ内で分担して持ち運ぶのが簡単になります。各自がテントの生地部分をバックパックの隙間を埋めるために詰め込み、しっかりと詰め込むことで、運びやすいバックパックが完成します。
テントのお手入れ
どのテントを選んでも、適切に手入れをすることで、その使用寿命を数年延ばすことができます。ここでは、正しいお手入れ方法の重要なポイントをご紹介します。
乾燥させてからパッキング
テントを収納する前に、必ず完全に乾燥させてください。これは長期保管にとって非常に重要ですが、バックパックでの移動中や、車のルーフボックスでの長距離移動中にも役立ちます。キャンプを完全に撤収する前に、テントを裏返して日当たりの良い場所に広げ、（フットプリントを使用していなかった場合に）底面にたまった結露を乾かすようにしましょう。旅行中ずっと雨が降っていたとしても、心配はいりません。帰宅後すぐにテントを乾かすことを忘れずに行いましょう。テントが収納されるときに乾燥していればしているほど、長持ちします。それが全てです。
清潔に保つ
細かい砂や岩は、テントの生地やジッパーにとって摩耗性が高く、特に詰め込んでパッキングする際に問題を引き起こす可能性があります。テントを収納する前に、必ず内部の汚れやゴミを取り除き、角にたまった土や内部ポケットにある可能性のある鋭利なゴミやギアをチェックしてください。また、外部がパッキングや巻き取り時に汚れを拾わないように注意し、特に底面がまだ湿っている場合は注意が必要です。時々、泥や樹液、日焼け止めなどの汚れがテントに付着することがあり、その際には徹底的な清掃が必要です。常にテントを乾燥させるため、外で乾かすか、頻繁に移動させて生地の折り目に湿気が長時間残らないようにしましょう。
テントの修理
最終的には、テントに穴が開いたり、ジッパーの交換が必要になることがあるかもしれません。ジッパーの交換などの大きな修理には、専門家に依頼することを強くお勧めしますが、基本的な生地の修理は意外と自宅で簡単に行えます。テントをできるだけ長く使用することで、ゴミ埋立地に送られるのを防ぎ、地球への影響を軽減することができます。
MSR テントアクセサリー
私たちは、テントの性能を向上させ、その寿命を延ばすためのテントアクセサリーを豊富に取り揃えています。まず最初に、フットプリントがあります。テントの底と地面の間に使用するフットプリントは、テントの耐久性を保つために不可欠です。それに加えて、さまざまな状況に対応するためのテントステーク、ジッパープル、ポール修理スリーブ、ステークハンマー、反射型ガイラインなども取り揃えており、キャンプをより快適にし、テントの性能を最大限に引き出す手助けをします。
まとめ
このテントガイドが、MSR テント選びの際の選択肢についてのしっかりとした概要を提供できたことを願っています。
それでも不明点がある場合は、お気軽にご連絡いただくか、地元のギアショップに立ち寄って、必要な回答を得てください。
幸運を祈ります、そして楽しいキャンプを！
