MSRアンバサダーで登山ガイド/アルパインクライマーの佐藤裕介さんが2022年にパキスタンのチャラクサ氷河で行ったクライミングツアーのレポート第4回です。
メンバーの紹介
・ルー君(田中暁):
ヌボーとした顔で常にヤル気があるか無いのか良くわからないがクライミングセンスは抜群だ。筆者同様沢登りも好きだが、沢を目的に行ったレユニオン島へ着いて初日の「乾杯!」と同時にぎっくり腰になった程の「ガラスの腰」を持つ。実はチョーお喋り。
・坂もっちゃん(坂本健二):
坊主にメガネ。どこにでもいそうな学生に見えてしまう彼もいつの間にか40 歳だが相変わらず脱ぐと凄い。風呂場で彼にあったクライマーは尊敬の眼差しでその身体を見つめることになるはずだ。少なく見積もっても5.14 は登れそうなボディを持つ。口癖は「腹へったなぁ」。いまだに学生的な食欲を維持している。
・ゆーすけ(佐藤裕介):
割りとオールラウンドに登山を続けてきたが、パタゴニアで大事故を起こし負傷。3年ぶりの海外クライミングとなる。
負傷とは関係ないが物忘れが酷く「周りが気を付けてくれないと困る」とメンバーに伝えるほど。常に監視が必要なリーダー。ヤル気だけはある。
目次
ToggleNafees Cap(標高6000m)約1000m の壁。
途中敗退
BC 生活初日にチャラクサ氷河上流を偵察した際に見つけてすぐに今回の目標の一つに定めたピークがNafees’Cap である。標高6000m ほど。氷河からいきなり1000m 以上の壁となっている素晴らしい岩壁状のピークである。NicolasFavresse 達が2008 年にシングルプッシュ、オールフリーと言う素晴らしいスタイルで初登を決めている。
海外のビックウォールで数々の成果を上げているニコ達と言えども、シングルプッシュ&オールフリーで登れる壁なら俺達でも時間かければピークまで行けるんじゃないかなと言うとんでもなく甘い見込みで目標決定した。真面目な遠征隊からは怒られそうだが、「おちゃらけチャラクサ氷河クライミングツアー隊」では大して事前の下調べもせずにここに来てしまった。
「普通のフリークライミングツアーでもトポとかで事前に下調べするでしょ!」と言うツッコミが入りそうだが。。。僕らは初登狙いとか「意義のあるトライをしなければ」と言う意識はなく、自分たちにとって楽しいクライミングになればそれで良しと思っていた。そう、最も大切なのは楽しい旅にすることである。氷河に入って良さげな壁を見つけたら登ろうという気楽なスタイルで旅に出たのだった。K7 を登るためにBC をシェアしていたジャンボに「ナフィーズキャップは良い壁だよ。ラインは知らんがニコ達がアルパインスタイル、フリーで登ってたはずだ」と教えられ初めて存在を知った程に、我々はチャラクサ氷河について無知だった。偵察時もジャンボ隊にくっ付いて歩き、ナフィーズキャップの壁を教えてもらったのだった。
日本出国から帰国まで30 日間と言う短い期間の中で、なんとか手の届きそうな大き目の壁として選んだのが、ナフィーズキャップであった。なんせ、カッコいいのですよ。
ナイサブラックから帰ってきた晩に早速ベースキャンプで作戦会議が行われた。実際はそんな大袈裟な物ではなく、晩飯食べながら「明日からどうするかねえ」と言うくらいの軽いノリの話し合いをした。
BC 生活初日に散歩がてら氷河上から遠目に見て「カッコいいし立派だからあれ登ろうぜ」と佐藤がいきなり言い出した。そんないい加減さなので取り付きにさえ行っていないのだった。まあ、時間があまりに無くてその時間が取れなかったのだ。なんせここまでBC 入りしてから完全レストは1日だけしか無いと言う過密スケジュールだった。
まずは、取り付きまでの偵察が当然必要であるが残された時間は10 日間も無かった。最低限のレストや天候待ちも考えればかなりギリギリな日程である。「一先ず、取り付きまで行ってそのまま、壁に取り付いてしまおう。フィックスしてBC まで戻ってきて体制整えてから再出発しようかね」と言う相変わらず行き当たりばっ旅的なノリで今後の計画が進められた。
1日は完全レストして翌日から用意&出発を考えていたが雨が降って延期、結局ナイサブラックから3日間天候待ちして出発となった。
DAY13:8月2日
BC(07:40)- ナフィーズキャップ取付(11:30-13:30 登攀開始)- 登攀終了(17:30)- 取付(19:00)-BC(22:00)
BC で朝食を食べてから出発と言う舐めたタイムスケジュール。意外とナフィーズキャップ取り付きまでの工程が長く昼前にやっと取り付き付近の平地に到着した。やはり周辺全体の壁や山のスケールが壮大すぎて全部のスケール感が狂ってしまっている。「近くに見えるが実際は遠い」とか「小さな壁だと思ったのに全然デカかった」という事が頻発してしまった。他のメンバーは初めてなのでしょうがないとしても佐藤は「いったい何回高所登山に来ているんだ」と我ながらあきれる。ちなみにパキスタン遠征は今回で8回目でした。準備を整えてアイゼンのまま一先ず、弱点となりそうなチムニーの取り付き目指した。今日は坂もっちゃんがリード役である。
各ピッチの詳細は下記を読んでもらいたい。思った以上にクライミングが難しく3P 目を少し登って時間切れ。初日は全然ロープを伸ばせなかった。夜遅くに真っ暗のベースキャンプに辿り着いた。
また、このアプローチをしなければならないのかと考えるとウンザリする。何度かBC から出勤し、日帰りでロープフィックスを伸ばそうと思っていたが、次回は泊り道具も揃えて取付にABCを設置したいところである。
DAY14:8月3日
レスト&次回の装備準備
今日はレスト&次回の装備準備。既に残された時間は4日間。4日目の夕方にはポーターがBCにやってきて、8 月8 日にはBC 撤収下山開始である。こんな余裕のない遠征は初めてだ。と言いつつ遠征ダルに湯を満たしてお風呂を楽しむ。20 年の海外遠征で初のお風呂であった。これは最高だ。病みつきになりそう。
DAY15:8月4日
BC(04:30)- ナフィーズキャップ取付(08:00)- 登攀終了(17:30)- 取付(19:00)
4日間の食料、燃料と追加のクライミングギアを携えてBC を発った。氷河のライン取りもこなれて前回よりは短時間で取り付きに到着。 今日はルー君がリード役。ユマーリングして昨日の続き3P 目からリスタートした。いきなり朝一から時間がかかるピッチが始まり今日も厳しいクライミングが続いた。
DAY16:8月5日
取付(05:00)- 約5500m コル直下のピーク ビバーク地(21:30)
いよいよGO UP。昨晩の泊り道具以外はホールバックで昨日の内に荷揚げしているので割と身軽にユマーリングしてスタートした。
Nafees Cap クライミングの詳細
1P 目5.10-,A0(50m) 坂本
ナフィーズキャップ正面壁の目立つワイドから取り付く。左のワイドの取り付きから右のワイドに入り込んでスタート。意外と右上する際のスラブフェイスが悪くA0 入る。ワイドに入ってから15 mランナウトしながら進む。つまりノープロ・フリーソロ状態。キャメ6番をBC に置いてきたのを後悔した。
2P 目5.10,A0(40m) 坂本
威圧感ある被ったワイドを奮闘して登っていく。なんで6番を置いてきてしまったんだろう。。。中間部クラックに草が詰まっている部分が恐ろしかったが吠えながら気合いの入ったクライミングで登ってくれた。
3P 目5.9,A1(60m) 坂本, 田中
クラックが2本並んで走っておりどちらを登るか迷うところだ。右を行くが行き詰まり5m 登ったところで今日は時間切れ。フィックス作業を終え地上に降りると既に暗くなってしまった。下山する谷は、チャラクサ氷河の中としては少々荒れた氷河である。それなりにクレバスが開いた谷をグルっと迂回しながらヘッドライトで慎重に下り本流へ到達。氷河本流でも少々迷いつつやっとBC に戻ったのは22 時を回っていた。
1日のレストを挟んで早朝BC を立つ。3時間半の歩きで取り付きに戻ってきた。フィックスをユマーリングして前回の続きを再開した。今日のリード役はルー君だ。右のクラックを前回の到達点まで行ったら左のクラックに振り子する。カムナッツのエイド後、再び振り子して右のクラックに戻りロープを伸ばした。後半は2番サイズのクラックなのだが所々に生えている草に邪魔されてエイドするしかなかった。
4P 目5.10-(40m) 田中
ライン取り難しいピッチ。プロテクションも取りにくく、ランナウト状態で耐える事も多く恐ろしい。3P 目同様、時間のかかるクライミングとなった。2ピッチ続けての厳しいクライミングとなりルー君も心身ともに疲れが溜まっているだろう。
5P 目5.10c(45m) 田中
佐藤がユマールしてビレイ点に着くと、ルー君が「ギブギブ、無理っす」とリードしない宣言、「困るなあ」。見上げる壁はカンテ状となっていて節理がなくプロテクションが取りにくそうだ。ピトンも設置できないという。仕方ないので佐藤が一先ずユマーリングしてきた登山靴のまま壁の様子を見に行く。何とかピトンを設置することに成功。そのままエイドで体制整え合計3つのピトンをガッチリと設置し、「これで落ちても止まるから大丈夫だな」とリードを再度交代してルー君を送り出した。
設置したピトンは激しいフォールでも抜けることはなさそうなくらいしっかり決まっているが、ピトンからカンテを回り込んで不安定なムーブを起こさなければならず、かなり怖そうだ。それでも流石、エースのルー君だった。しぶとくしっかりとフリーで突破してく。その後はそこまで厳しい箇所はなかったが弱点を繋いで右に左に迂回しながらロープを伸ばすこととなり面倒だ。最終的なロープスケールは45 mだったが実際の登攀距離はかなり長いピッチであった。5P 終了点でルー君、「疲れ切りました」とぐったりしている。時間もそろそろ夕暮れどきだったし、ここまでをフィックスして一旦地上に戻り、明日ゴーアップとすることに決めた。サードの坂もっちゃんが、アンカー付近の危険な浮石を落としてくれたが、フィックスしていたロープに当たり切れてしまった。仕方ないのでロープを結んでフィックスし直しながら下降した。
6P 目5.9,A1(55m) 佐藤
取り付きで泊り、早朝ユマーリングして佐藤がリードを始める。まずは、昨日見上げた時から懸案となっていた積み木状態の岩を慎重に登りピトンを打った。そこからA1 ~ A2 程のエイド。薄刃ピトンを明らかに浮き気味の岩に差し込みドキドキしながらアブミに乗り込む。これまた飛び出していている怪しい石に強引にナッツを決めて更にアブミ。このセクションの抜け口的な緩傾斜帯まであと数手だ。節理は無くなるのでフリーに移行するがエイドからのフリーって怖いよね。必要以上にホールドを握った手に力が入ってしまったのが原因か、結構しっかりしていると思ったホールドがもげて落ちる。ナッツは石ごと落ち、効いてない薄刃ピトンは当然抜けて次のピトンが少し斜めに傾いた状態で止まった。これが抜けたら取り付きに待ち構えている上向きフレークに当たってとても痛そうだ。スタート早々の手痛いフォールとなってしまった。自分としては結構まともなフォール(ベアトリスのフリー化時は別として、カラコルム、ヒマラヤ方面で落ちたのは初めて)だったのでショックが大きかったが、水を一口飲んでから再開した。再度のトライとなった抜け口でのフリーではかなり緊張した。
その後は容易だが左にかなり迂回してから節理に入り最後はいやらしいフリーでロープを伸ばす。
7P 目A1(15m) 佐藤
素晴らしく綺麗なハンドクラックが続いているが触ってみると表面がポロポロと剝がれてしまってフリーで登るには少々無理があった。時間もないのでエイドで進む。結局、坂もっちゃんがユマーリングしている間にビレイなしで15m 登り切ってしまった。短いがこの後、傾斜のないランぺを経てから傾斜のある壁となり、ロープが屈曲してしまうので一旦ピッチを切る。今日最低でも到達したいと思っているコルまでは中々近づかない。各ピッチ想定していたよりもかなり厳しく、毎ピッチリードするのにかなり時間が掛かってしまっていた。このピッチ以降もセカンドがユマーリングしてビレイ点に上がってくるまでに佐藤はセカンドのビレイを待たずにソロシステムを組んでロープを伸ばした。つまりほとんどレスト無しにずっと登り続けるようなものだった。
8P 目5.10,A1(55m) 佐藤
地上からもしっかりと見えていた立派な逆くの字クラックにやっと着いた。遂に美味しいピッチのリードだと歓喜のヒャッホーを叫んで超快適なハンドクラックを駆け上がる。一瞬で10m を楽しむと、いきなりワイド&草に阻まれ沈黙する羽目に。。。草が邪魔過ぎてテンション。草を超えても実は被っていてハンドフィストのリービテーションが多いワイド登りだったが、中々進まなかった。キャメ4番と5番は1つずつしか無いので、プロテクションも満足に取れないのが辛い。やはりそれほど標高高くないとは言え5500m 付近でのワイドはかなり苦しく、ゼイゼイ言いながら進んだ。いつもワイドなら任せておけとメンバーに言っておきながらテンションしまくりのしんどいピッチとなってしまった。
9P 目5.9(60m) 佐藤
左に一段上がり大スラブから続く容易な30 mを気持ちよく登る。
10P 目5.10a,A1(60m) 佐藤
右に回り込みコーナーに詰まった土をナッツキーで掘り出しながらカム中心のエイドで進む。後半はカム不足もありフリーで進むが、プロテクションを決めようと思っても土が詰まっていたりフレアしていたりと使えないクラックが多くランナウトして緊張した。エイド中心のピッチではギアの玉切れが頻発してしまう。当初はフリーでサクサク進むつもりだったのでカムは2セット半程しか持参しておらず60m をエイドで進むには無理があった。カムは2個しか残ってないしこのピッチ終盤は細いリス状のクラックが続いたので後半は小さなナッツ連発で進んだ。初めてブラスナッツの極小ナッツ#2 を使った。2時間以上のリードとなった厳しいピッチ。
11P 目5.9,A1(55m) 佐藤
カムでのエイドが続くが一部ハング状で傾斜が強い。もう夕暮れが迫り少し焦りがでて1フォール。膝を打って少々悶絶。まあ、ここで交代しても辛いのはみんな同じだから頑張る。後半傾斜が弱まってからはクラックは快適になったがノーヘッドライトで来てしまったことを後悔することになった。闇に包まれながらなんとかコル手前のピークに立った。2時間以上のエイドピッチが続きもうヘトヘトだ。
DAY17:8月6日
ビバーク地(07:00)- 取付(12:30)-BC(14:30)
本来のピークは遥か彼方に見える。氷河から見上げると後半は傾斜も落ちてコンテ中心で行けるのではと思っていたが、実際は下部同様にぶっ立っていた。今までのペースを考えれば今日中にピークに到達することは到底不可能だ。夜から降り出した雨は断続的に降り続いていた。早朝起きた頃でもテントを雨がパラパラと叩いていたので迷うことなく下降を決めた。ゆっくりと出発した頃には雨は上がっていたが岩は濡れていて滑る。概ねビレイ点と同様のアンカーで懸垂した。下降用に残置したギアはナッツ3、ピトン2。他は残置ピトンや岩角利用で下降した。合計10 回ほどの懸垂下降で取り付きに到達。余っているフリーズドライ食品を軽く食べて下山した。チャラクサ氷河本流を下っていると、多分暇だったので散歩していたらしきキッチンボーイのシキャンダールとバッタリと出会う。元気な若者で一番重かったホールバックを背負って一緒に下りてくれた。「いやー助かっちゃうなあ。」佐藤は軽い荷物でBCまでの道のりを楽しんだ。早くも次回のチャラクサ氷河クライミングツアーをどうしようかとメンバーと話しながらBC を目指す。
DAY17:8月7日
BC 片付け
目標としたナフィーズキャップの頂上に届かなかったのは残念であったが、僕自身は切りの良い中間部のピークまで行けて、「僕らの出来ることは出し切った」とスッキリとした気分でBC に戻ってきた。
『チャラクサ氷河クライミングツアー』の遠征隊名に相応しい楽しさに溢れるツアーになったと思う。登ったルートの情報は、それ程無かったがいずれも既登ラインだった。正直クライミング界として記録に値するような登攀は無かったと言える。でも僕らはそれを目指して旅を始めた訳ではなかった。
「初登でなければ」「価値のあるクライミングをしなければ」
割と自由に登山を続けてきたが、かつてそれを全く感じずに遠征登山をしたことは無かったのだと思う。
やはり誰も登ったことのない初登ラインのトライは、未知の課題に取り組む厳しさと楽しさが確実にある。またそういうトライをしてみたい気もあるけど、『チャラクサ氷河クライミングツアー』の様な本当に自由に楽しさを求める旅があっても良い。
午後になってK7 隊が無事BC に戻ってきた。本当に良かった。本気トライをする他パーティーの帰りを待つという経験はあまり無かったのだが、リスクをある程度想像できてしまうこともあり非常に不安な時間だった。彼らの目標には一歩届かなかったが充実のトライだったようだ。
どちらのパーティーも最終的な完登には至らなかったが、全員無事に山を下りることができた。
「未来に続くトライが僕らには待っている」
それは何よりも大事で歓迎されることだ。今から次の遠征が楽しみである。
ギアレポート
MSR|ドラゴンフライ
高所登山に付き物の順化登山は、水分補給がいつも以上に重要だ。強力な火力で素早く雪から水を作りたかったのでドラゴンフライを持参した。これさえあれば強力な強火から炊飯時のトロ火まで自由に火力を調整しながら何でも使える頼もしいガソリンストーブだ。
パキスタンの地方都市で手に入れたガソリンは不純物が入り込んだ質の悪い物で、最初は目づまりに悩まされたが、このガソリンの扱いに慣れてきたら何とかなってしまうのもMSRのガソリンストーブの強みだろう。燃料を選ばす様々な調理に使いやすいドラゴンフライは私の旅に欠かせない火器である。
Therm-A-Rest|ベースキャンプ
遠征期間終盤。今日は暗くなるまでクライミングを続けることとなった。ベースキャンプに戻ってきたのは22時を回ってしまった。強烈な疲れが体を支配している。このベースキャンプでいつまでもノンビリと過ごしたくなってしまうが、遠征期間内にピークを目指すには明日一日で疲れを癒やし、アタック体制に入らなければならない。
「ベースキャンプ」はその名の通り、遠征におけるベースキャンプ生活に必要な機能を備えたマットだ。
厳しい遠征登山は疲労の蓄積を如何に抑えるのかがとても重要だ。「ベースキャンプ」は厚さ5cm、R値6という快適さを保ちながらもキャラバンで持ち歩ける大きさに収納可能である。遠征や海外クライミングツアーのパートナーしてこれからも「ベースキャンプ」は僕を支え続けてくれるずだ。