斧? 鉈 ?片刃?両刃?全鋼?鋼付!?!?どれを選べばいいの!?

Byニコル

6月 7, 2021 , ,

最近では、アウトドアブームの中で焚火についてもファンが増え、キャンプ場では各所から薪割りの音が響いていることが普通になってきました。
薪を割るには、斧や 鉈 などの刃物が必要となります。
元々、プロの世界では多くの種類の斧や 鉈 は存在していましたが、焚火熱の上昇とともに、アウトドア市場でも多くの斧、鉈が見られるようになってきました。

モチヅキでも、これまでもアウトドア用に山鉈やチビ 鉈 を取り扱っていましたが、今回新ブランド「TEPPA」が誕生するにあたり、より高品質で焚火に焦点を合わせた商品「焚火鉈シリーズ」を地元三条の老舗刃物屋 、木工屋と共に開発しました。

盛り上がりを見せる、アウトドア鉈市場ですが、そもそも、薪割りには斧なのか、鉈なのか、鉈なら片刃、両刃、全鋼、鋼付など種類があるけどどれを使えばいいの?と、選択肢が多すぎて疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
今回は、その疑問に答えて行きたいと思います。

薪割に最適な刃物とは

皆さんは薪割をするとき、どの刃物を使いますか?
斧でしょうか、それとも鉈でしょうか?サイズは?

この答えとしては「薪による」が、答えになります。

・太い薪は、斧。
・細い薪は、鉈。

このように、斧と鉈を使い分ければ良いと思います。

ここで、その太さの目安は?となるのではないでしょうか。

あくまでも目安ですが、薪の直径が刃渡りの50%以下なら鉈を使い、それ以上なら斧を使用すれば良いでしょう。

薪割には片刃?両刃?

実際キャンプで焚き火をするとなれば、キャンプ場などで薪を購入して焚火をすることが多いでしょう。
丸太から薪を作るならば斧が必要となりますが、キャンプ場ではある程度薪割りがされた状態で販売されています。
この薪を焚き付け用に木っ端にするのであれば鉈を使用するのがベストな選択となるでしょう。

しかし、鉈を購入するにはここでもう一つ選択しなければならないことがあります。

鉈には片刃と両刃があるのです。
ここでは片刃と両刃の違いを説明します。

片刃

片刃の鉈は、刃の角度が鋭いため「切る」「削る」事が得意な道具となります。
例えば、藪こぎで灌木を切り開きたい時や、つるや草を切りたい時、フェザースティックを作りたい時などは片刃が最適です。
しかし、片刃では、まっすぐ刃が入っていきにくく薪割には不向きになります。また、刃が鋭いため、まさに諸刃の刃で叩きつけることで刃こぼれを起こす可能性もあります。

両刃

両刃の鉈は、「割る」「枝打ち」に特化した道具となります。
刃は単純に計算して片刃の2倍の角度になるため鋭さはなくなりますが、刃こぼれしにくく、左右に均等に力が加わり薪をうまく割ることが出来ます。
また、刃厚が厚く、バトニングにも最適です。
しかし、切削には向いておらず、切れ味は片刃に劣ります。

以上から、薪割りに鉈を使う目的なら答えが浮かんできますね。

薪割には両刃鉈

薪割がメインの使いみちなら、迷わず両刃鉈を選びましょう。

両刃だと気持ちよくパッカーンと割れます。

長く使うなら鋼付!鋼付とは??

どうせ買うなら、品質が良くて長く使いたいと思うのは当然でしょう。

長く使う上で重要なのはメンテナンス性です。
まずはメンテナンス性に優れた刃物について説明をします。

メンテナンス性

刃物は使えば使うほど、刃が消耗し丸くなっていき切れ味が落ちていきます。
時には、ミスにより刃先を地面にぶつけてしまい刃こぼれしてしまうこともあるでしょう。
刃物にとって切れ味は重要ですので、消耗したら刃研ぎをすることで復活させることが必要となります。
つまり、メンテナンス性の優れた刃物とは刃研ぎがしやすい刃物のことを言います。

では、刃研ぎがしやすい刃物の見分け方は何なのか?
この刃研ぎで重要なのが使用している材質です。

鉈には鉄を使用していますが、鉄にも種類が沢山あります。
有名なものでは炭素鋼やステンレス鋼になりますが、その中にも含有する成分の量によって細かく種類が分かれています。
鋭い刃を作るのなら、使う素材が硬い必要があります。硬さを左右する成分は炭素で、炭素量が多いほど鉄は固くなり、少なければ逆に柔らかくなります。
そのため、刃物には炭素の多く含まれる鋼材が使われます。
ここでは、炭素の多い硬い鋼材のことをわかりやすく鋼、炭素が少ない鋼材(極軟鋼)のことを軟鉄と表記させてもらいます。

鉈には大きく分けて2つ、全鋼の鉈と、鋼付きの鉈があります。
全鋼はその名の通り鋼のみで作らたものです。
そして、鋼付は軟鉄と鋼を組み合わせたものとなります。

全鋼

全てが鋼のため非常に固いため、鋭さ・切れ味は持続しますが刃研ぎがとても難しく時間がかかります。=プロ仕様

鋼付

実際に刃物として使用する、刃先にのみ鋼を使用し、その他に軟鉄を使用しているため鋭さ・切れ味が落ちても刃研ぎが容易で楽にできます。=万人に扱いやすい!

鋼付図解


(刃の部位のそれぞれの説明はこちら

長く使いたいなら鋼付!

TEPPAの鋼付鉈は、職人がイチから仕上げた鍛造鋼付で最高品質のものです。
これから長く付き合っていくのなら、メンテナンスが容易な鋼付鉈を選びましょう。

TEPPAの焚火鉈シリーズ

モチヅキのオリジナルブランド「TEPPA」では、用途や目的の違う4種類の鉈を用意しています。
モチヅキの鉈は全て三条の木工職人が手掛ける握りやすいグリップになっています。
また、グリップは手に馴染むように敢えてニスなどの表面加工をせず無垢のままになっています。
無垢なので、お客様がDIYでオイルを塗ったり、色を塗ったりとカスタマイズもしやすくなっています。
また革製品やジーンズのように経年変化を楽しむことが出来ます。

鋼付両刃

薪割鉈 守門(すもん)

新潟の名峰、守門岳から命名された両刃の薪割り用鉈。
刃に厚み、自重があるので振り下ろすだけで容易にまっすぐ薪を割ることができます。火造り鍛造の鋼付き構造のため、刃の研ぎ直しや刃付けなどのメンテナンスが容易にでき、手入れしながら長く使えます。北関東で育った硬い樫を用いた柄は、長めに設計され、両手で持つことも。
すべての作業が新潟県三条市の職人の手で行われているので、修理をしながら長く使用できます。
山の稜線をイメージし、カットしたデザインの専用革ケース付き。

レッド
インディゴ
OD

鋼付|両刃

焚火鉈 粟(あわ)

新潟の二百名山、粟ケ岳から名付けられた両刃鉈。小さな薪割り、枝打ちなどの作業に適したモデルです。刃先が厚く、ずっしりと重みがあるので振り下ろすだけで鋭い切れ味を体感できます。火造り鍛造の鋼付き構造のため、刃の研ぎ直しや刃付けなどのメンテナンスが容易にでき、手入れしながら長く使えます。北関東で育った硬い樫を用いた柄は、長めに設計され、両手で持つことも。
山の稜線をイメージし、カットしたデザインの専用革ケース付き。

レッド
インディゴ
OD

鋼付|両刃

焚火鉈 弥彦(やひこ)

越後の名山、弥彦山から名付けられた両刃鉈。刃の先に突起を設け、落ちている枝や割った薪を集めることができます。また、打ち下ろしたときに刃先を守る役割も。厚みのある両刃は、薪に対してまっすぐ入っていくので、小さな薪でも安全にスムーズに割ることができます。火造り鍛造の鋼付き構造のため、刃の研ぎ直しや刃付けなどのメンテナンスが容易にでき、手入れしながら長く使えます。振り下ろしたときに力が刃へ伝わりやすいよう柄を長めに設計しました。
山の稜線をイメージし、カットしたデザインの専用革ケース付き。

レッド
インディゴ
OD

全鋼|片刃

焚火鉈 角田(かくだ)

越後の名山、角田山にちなんで名付けられた片刃の鉈。刃先が薄いため切れ味が鋭く、とくに「切る」「削る」などの細かい作業、具体的には小枝打ち、木を削る、雑草の切り払いなどに適したモデルです。力を入れることなく小気味よく使えて、取り回しもグッド。ハンドルは末端のコブがすっぽ抜けを防止して、握りやすい形状に仕上げました。
山の稜線をイメージし、カットしたデザインの専用革ケース付き。

レッド
インディゴ
OD
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By ニコル

台湾をこよなく愛するアウトドアマン。
最近は台湾寺の撮影に狂っているが、円安地獄で台湾に行けずくすぶっている。