【トレッキング × MSR ウィンドバーナー】HASSY夫妻がウィンドバーナーを使う理由

ByMOT

4月 19, 2022

M S Rのウィンドバーナーパーソナルストーブシステムは、屋外用としては初めての燃焼システムを採用しています。
その特徴は風の影響をほとんど受けないこと。どのくらいの燃料が必要か細かく見積れるので、泊りがけの登山や長期の旅で荷物を減らすことができます。

風に負けないストーブはエキスパートだけのものじゃない

 橋本貴興(HASSY)さん、令子さんご夫妻とともに新潟県の火打山に登りました。HASSYさんはプロスケーターにしてプロスノーボーダー。出身地の大阪府と現在の住まいである長野県を拠点に、夏はスケートボード、冬はスノーボードを抱えて全国を飛び回っています。

 豪雪地帯にある火打山はバックカントリースキー/スノーボードの名山で、スノーボーダーのHASSYさんが自分の庭のようによく知る山。新潟県と長野県にまたがる妙高戸隠連山国立公園にあり、おとなりの妙高山と並ぶ日本百名山です。妙高山〜火打山の縦走路は一泊二日でふたつの百名山を登れる人気のコースで、夏はもちろん、とくに秋の紅葉シーズンには多くの登山者で賑わいます。登山口の笹ヶ峰をスタートして、休憩したり、写真を撮ったりしながらのんびり歩いても昼すぎには高谷池ヒュッテのテント場に着きました。夕方から雨の予報で、すでに霧が出始めています。降り出す前にとテントを設営して、ほっと一息。HASSYさんはバックパックから真っ赤なクッカーを取り出すと慣れた様子で組み立て、手早くコーヒーを淹れてくれました。

 HASSYさんが使っているのは、MSRのウィンドバーナーパーソナルストーブシステム(以下ウィンドバーナー)。ウィンドバーナーは、従来のアウトドア用ストーブにはない燃焼方式を採用しています。それがラジエントバーナー機構です。一見するとバーナー部とクッカーが一体になった高効率型ガスストーブですが、燃焼の仕組みは現在市場に流通しているガスストーブとはまったく異なっています。
 一般的なガスストーブはバーナーヘッドの下部に穴があり、ここから空気を取り入れてガスと混合しています。ここで取り入れる空気を一次空気といいます。点火すると、ガスと一次空気が混じった混合気に火がつきますが、燃焼時は炎のまわりからも空気を取り込みます。これを二次空気といいます。これまでのガスストーブは、いずれも二次空気を取り込みながら燃焼します。「高効率型」と呼ばれるモデルもこの仕組みに変わりはなく、それゆえ燃焼中は少なからず風の影響を受けてしまいます。

 これに対してウィンドバーナーは、ガスと一次空気の混合気のみで燃焼します。ラジエント(Radiant)とは英語で「放射」の意。混合気の燃焼によって熱せられたバーナーヘッドの金属メッシュが赤外線を放射し、この放射熱でクッカーを温めます。燃焼に二次空気を必要としないため、クッカーの底で完全にバーナーヘッドを覆うことができます。つまり、風の影響をほとんど受けません。
 クッカーの底には渦巻き状にフィンが付いています。このフィンがあることで熱を受ける面積が広くなり、また、クッカー底部に当たった熱がフィンに沿って移動し、クッカーをムラなく温めながら横から排出されます。バーナーから放射される熱がロスなくクッカーに伝わるため、素早くお湯が沸かせます。

 こうした構造によって実現したのが、これまでのガスストーブでは歯が立たないような強風下でも一定のパフォーマンスを維持する高度な安定性と低燃費です。
 MSRのラボテストによると、競合他社の製品が風速3mの風を受けると沸騰できなかったのに対し、ウィンドバーナーは風速5mでも沸騰させることができました。ウィンドバーナーはまた、ガスの流量を整えるプレッシャーレギュレーターを内蔵しているため、オールシーズンに対応する専用のイソプロカートリッジとも相まって、低温時にも安定した火力を発揮できます。
 悪条件下でも一定のパフォーマンスを保つということは、燃料の消費量も同じく極端には変わらないということです。このことは何を意味するでしょうか。

「燃費があまり変わらないということは、必要な量を相当な確度で計算できるということ。余分なカートリッジを持つ必要がなくなります。旅や山行が長期になるほどこれは頼りになる。風が強い時もお湯が沸かせると聞けばシビアなところに出かけるエキスパートのための道具だと思いますが、それだけではありません。僕たちのように夫婦で長い旅をしたり、グループで行動するときにも大きなメリットになりますよね」

 すぐにお湯が沸かせるのはもちろんうれしいですけどね、とくに疲れているときは。そういいながら湯気を立てるクッカーを手にすると、HASSYさんはふたつのフリーズドライにお湯を注ぎました。

使用しているギア

今回のトレッキングでHASSY夫妻が使用した道具をご紹介します。

【MSR】
WindBurner Personal Stove System

ウィンドバーナーパーソナルストーブシステム

サイズ:11.5×10.7×18.1㎝
重量:465g(ガスカートリッジ除く)
¥28,600


M S Rのウィンドバーナーパーソナルストーブシステムは、屋外用としては初めての燃焼システムを採用しています。風の影響をほとんど受けず、長期の旅で威力を発揮します。

【MSR】
Hubba Hubba Shield 2

ハバハバシールド2

総重量:1,470g
¥68,200


日本の山岳エリアにフォーカス

人気のハバハバシリーズが日本のリクエストに応えてアップデートしました。大きく変わったのはインナーテント。北アルプスのような山岳エリアでも快適に使えるよう、メッシュを減らして居住性を高めました。同時に各部を見直し、2人用で300gの軽量化を果たしています。2人用は前後にドアと前室を備え、大人ふたりがストレスなく過ごせる空間を確保。ポールはイーストン社のサイクロンポールです。複合素材で作られたこのポールは弾力性が極めて高く、強風にも負けません。レインフライとフロアにはエクストリームシールドシステムを採用。従来の標準的なものと比較して約3倍長持ちするこのコーティングにくわえ、精密で耐水性が高い縫製によってシームテープもなくしました。経年劣化によってシームテープが剥離するトラブルはもうさよなら。長く愛用できるテントに生まれ変わりました。

【platypus】
QuickDraw Micro Filter & Reserver 1.0L

クイックドローマイクロフィルター&リザーバー1.0L

重量:フィルター61g、リザーバー101g
流量:毎分3.0L(圧力あり)
¥6,490


取り出すのが苦にならない浄水フィルター

浄水フィルターと水を汲むリザーバーのセットです。リザーバーに圧をかけて清水を押し出すタイプで、0.2ミクロンの中空糸膜のフィルターが異物を排除します。いちばんの特徴はとにかく手軽で素早いこと。軽量・コンパクトなので登山やバックパッキングでも躊躇なく装備に加えられます。沢に行き当たったらバックパックから取り出し、水を汲んで押し出すだけできれいな水が手に入ります。他にはない手軽さと素早さを可能にしたのが専用のリザーバーです。持ち手が付いて扱いやすく、広口で驚くほどスムーズに水が汲めます。フィルター単体でも購入可能で、プラティパスのソフトボトルやペットボトルをリザーバーにすることもできますが、電光石火の使い勝手は専用のリザーバーと組み合わせることで最大限に発揮されます。ぜひ、セットで!

【UCO】
Survival Fire Starter

サバイバル ファイヤースターター

重量:29g
サイズ:8.4cm
¥1,760


悪天候でも頼りになる点火アイテム

ストライカーで本体を削り、火花を飛ばす着火アイテムです。本体はフェロセリウムという鉄とセリウムの合金で、約3000回使用可能。火花を飛ばすのに多少のコツは要りますが、ライターよりも濡れに強く、イグナイター(圧電点火装置)が使えない標高が高い場所も関係ありません。強風下でこそ生きるMSRのウィンドバーナーのようなバーナーとの相性も抜群。ステンレス製のストライカーは、マイナスドライバー、栓抜き、4サイズの六角レンチも備えています。

【Therm-a-Rest】
ProLite R

プロライトR

サイズ:51×183cm
重量:510g
¥14,300


長期の縦走登山やバックパッキングに最適なスタンダード

プロライトは、サーマレストの3シーズン用自動膨張式マットレスのなかでは最も軽量でコンパクトなモデルです。軽量性と収納性に優れるアトモスフォームを採用し、斜めに肉抜きすることで空気の移動を抑え、優れた携行性と高い断熱性を両立しています。軽さやコンパクトさではエアーマットに敵わない自動膨張式ですが、パンクすると役に立たないエアーマットに対し、フォームを内蔵している分、最低限のクッション性や断熱性を維持できるのが強みです。一体型のクローズドセルマットレスよりはコンパクトにしたい。でもトラブルには備えたい。たとえば長期の縦走登山やバックパッキングのような、そんなスタイルにぴったりの選択肢です。

【UCO】
Camp Cup

キャンプカップ

容量:355ml
サイズ:8.7×8.7×9.0cm(使用時)、8.7×8.7×5.2cm(収納時)
重量:60g
¥1,320


飲み物だけでなく食事でも

コンパクトに収納できるマグカップです。本体下部は柔らかいTPE素材でできていて、内側に押し込めば約半分の高さになり、UCOのメスキットにきれいに収まります。容量も十分にあり、熱を伝えにくい素材なので、たとえば冬場に温かい鍋を食べるときなども重宝します。畳んだ状態でスタッキングできるのでグループの食器にもおすすめです。

【Therm-a-Rest】
Space CowBoy 7℃

スペースカウボーイ7℃

重量:780g
収納サイズ18×25cm
¥26,400


雨が多い日本の夏山にもぴったり

夏の登山やバックパッキングにぴったりの化繊のスリーピングバッグです。中綿のエラロフトインサレーションはポリエステルで濡れに強く、中空糸のため軽さと保温性、コンパクトな収納性を兼ね備えています。スリーピングマットレスの併用を前提に中綿の65%は上面に配置。このゾーンインサレーションによって、十分な保温性を確保しながら総重量を抑えています。マットレスと一体化させるシナジーリンクコネクターや、別売りのキルトやブランケットと繋げられるループも備え、快適に使用できます。

【Carry The Sun】
Warm Light Medium

ウォームライトミディアム

サイズ:11×11×11cm(使用時)、11×21×1.2cm(収納時)
重量:86g
¥4,180


歩きながら充電できるソーラーランタン

太陽光で充電できるリチウムポリマー電池を内蔵するソーラーランタンです。「ウォーム」は暖色系のLED、ほかに白色光の「クール」があります。スモールとミディアムの2サイズで、ミディアムでもわずか86g。使わないときはシート状に畳めるので邪魔にならず、バックパックにぶら下げて歩けばその日の夜の灯りが確保できます。ミディアムにはバッテリー残量を4つのLEDで表示するインジケーターも付いています。約500回の充電が可能です。

【ORALPEACE】
Outdoor Adventure Tooth Paste

アウトドアアドベンチャートゥースペースト

内容量:55g
¥1,100


飲み込んでも安全な歯磨きジェル

エナジージェル状のパッケージで携行しやすい歯磨きジェル。配合される乳酸菌由来の抗菌剤「ネオナイシン-e」は、口腔トラブルの原因になるさまざまな細菌にアプローチしながら、生分解性が高く、飲み込んでも分解・吸収されるという優れた特徴を備えています。吐き出さなくてもいいので、水が貴重なフィールドにもぴったりです。

【Carry The Sun】
Z Seat SOL

Zシートソル

サイズ:41×33cm
重量:60g
¥2,860


濡れたベンチでリラックス

パンクとは無縁のクローズドセルフォームの座布団です。アコーディオン状に折りたため、さっと広げて使用可能。銀色の面は体温を反射して温かく、濡れたベンチや岩、雪の上でも気にせず休憩できます。収納に便利なバンジーコードが付いています。

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