インナーテント考察

フルメッシュタイプ
(フリーライト)

最大の利点は、風が抜けるので熱がこもらないこと。とくに夏場は快適です。標高が低い場所、たとえばカヌー/カヤックやSUPのような水辺のアクティビティや自転車ツーリングなどとは相性抜群。一方、テント泊をするのは夏場(7〜9月)がメインというユーザーにとっては、山でも快適に使用できます。山では9月も後半になると寒さが厳しくなってきますが、マットレスや寝袋、防寒着の工夫である程度までは対応可能です。暑い夏を快適に過ごすことに重きを置いていますが、山の経験値がある人なら、さらに幅広い季節で使うこともできます。

ハーフメッシュタイプ
(ハバハバLT)

その名のとおりオールメッシュとフルクローズの中間で、通気性とプロテクションを両立しています。上部がメッシュで熱い空気は上に抜けるので、熱がこもりにくくなっています。また下部はナイロンパネルが風を防いでくれるので、風が吹いて寒さを感じることはあまりありません。ただし、室内の気温はほぼ外気と同じレベルになるため、気温が下がったときは防寒が必須です。状況に応じた防寒対策が取れるなら、ほぼ3シーズンをカバーできるモデルです。

フルクローズタイプ
(ハバハバシールド)

たとえば北アルプスのような2000〜3000mの高地がメインなら定番のこのタイプです。標高2000m以上なら、真夏でも暑くて眠れないということはあまりないでしょう。暑さ以外のすべての天候に対応するので、山岳モデルとしては安心の選択です。強いて難点を挙げるなら、夏の低地では暑くて眠れません。

フルメッシュタイプ
(フリーライト)

最大の利点は、風が抜けるので熱がこもらないこと。とくに夏場は快適です。標高が低い場所、たとえばカヌー/カヤックやSUPのような水辺のアクティビティや自転車ツーリングなどとは相性抜群。一方、テント泊をするのは夏場(7〜9月)がメインというユーザーにとっては、山でも快適に使用できます。山では9月も後半になると寒さが厳しくなってきますが、マットレスや寝袋、防寒着の工夫である程度までは対応可能です。暑い夏を快適に過ごすことに重きを置いていますが、山の経験値がある人なら、さらに幅広い季節で使うこともできます。

ハーフメッシュタイプ
(ハバハバLT)

その名のとおりオールメッシュとフルクローズの中間で、通気性とプロテクションを両立しています。上部がメッシュで熱い空気は上に抜けるので、熱がこもりにくくなっています。また下部はナイロンパネルが風を防いでくれるので、風が吹いて寒さを感じることはあまりありません。ただし、室内の気温はほぼ外気と同じレベルになるため、気温が下がったときは防寒が必須です。状況に応じた防寒対策が取れるなら、ほぼ3シーズンをカバーできるモデルです。

フルクローズタイプ
(ハバハバシールド)

たとえば北アルプスのような2000〜3000mの高地がメインなら定番のこのタイプです。標高2000m以上なら、真夏でも暑くて眠れないということはあまりないでしょう。暑さ以外のすべての天候に対応するので、山岳モデルとしては安心の選択です。強いて難点を挙げるなら、夏の低地では暑くて眠れません。

 日本で人力移動のアウトドアアクティビティを行う場合、フィールドの中心は山岳地帯になります。そのため、自ら背負って持ち運べるように作られたバックパッキングテントは、日本の市場では、登山での使用にフォーカスした山岳テントとオーバーラップすることになります。

 ユーザーがそうしたテントを選ぶ際のセオリーにも、「山は寒いからインナーテントはフルクローズタイプを選ぶ」というものがあります。

 登山をメインに考えるなら、これは王道でベストな考え方です。しかし、登山に限らずさまざまなアクティビティを楽しみたいと考えるユーザーや、テント泊をするのは夏が中心というユーザーにとっては、インナーテントはフルクローズ一択ではないはずです。

 今回はフィールドや時期によるメッシュのインナーテントの有効性を考察しました。インナーテントのタイプ別の特徴を考えることで、使い道に応じた選択の手助けができれば幸いです。

インナーテント快適レベル評価

◎快適 〇問題なし △快適ではない ×不快

表A:山岳エリア(標高2000m以上)

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月
フルメッシュ
×
×
ハーフメッシュ
フルクローズ

表B:海〜低山エリア(標高1000m以下)

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月
フルメッシュ
ハーフメッシュ
フルクローズ
×
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※快適レベルの感じ方には個人差があります。

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