神奈川県の海沿いに暮らす阿久津一家は、家族揃ってのスポーツ好き。お父さんの創さんと子どもたちふたりは地域のサッカークラブで活動し、お母さんも学生時代はバスケットボールに励んでいたというアクティブ派。阿久津家の１年は“身体を動かして遊ぶ”ことを暮らしの中心に、いつも元気いっぱいです。

今回、中央道をひた走り太平洋から親子３人でやってきたのは、長野県の北部にある白馬エリア。その目的は2024年10月に第１回が開催された野外イベント「エリア・ユナイト」に参加するため。

「週末はサッカーがあるので基本的に自宅周辺にいますが、今回に限っては話は別。スキーやスノーボードの映像を野外で観られて、しかもキャンプインで参加できるなんて、これは行かないという選択肢はないですね！　カミさんは今回来られないので、男３人で楽しみます」

と、笑顔で創さん。さすが活動的な家族だけあり、日常のスポーツだけでなくアウトドアやウィンタースポーツにも目がないそう。「エリア・ユナイト」は白馬エリアのローカルたちによる手作りのイベントで、前夜祭を含む３日間ウィンタースポーツやサーフィンなどの映像作品が屋外の大スクリーンで上映されるだけでなく、ライブやDJプレイ、ワークショップなどコンテンツも目白押し。遠方からの参加者は隣接するキャンプ場で宿泊もできるというわけです。

「父ちゃん、テントのペグってこれでいいの？」

「オレもテント立てるの手伝う！」

「ハンモック乗っていい？」

「ノド渇いた!!」

小学１年生と３年生の男の子は、自由気ままに遊び、興味の向くままにお手伝いもしたいお年頃。身体を動かせばノドも渇き、あれやこれやと創さんへの要求が止まりません。手慣れた様子で対応しつつ、子どもたちを導きながらあっという間に快適なサイトを整えました。さっそく夜の上映に備えて早めにBBQで腹ごしらえ。にぎやかに３人で火を熾し炭火を準備すると、いい匂いを漂わせてお肉を焼いていきます。