9月1日は防災の日。BACKCOUNTRY RESEARCH 2025(紙版)のMSR ミニワークスの記事でも防災について触れたが、昨今、自然災害は確実に増加している。そこで今回のBBBでは有事の際に役立つアイテムを紹介したい。今回紹介するアイテムは普段から持ち歩いて欲しい。特に首都圏にお住まいの方はオンオフ関わらずカバンの中に入れておいて欲しいのだ。というもの首都圏では閉じ込められるケースがあるからだ。地下鉄、地下街、エレベーター、非常灯はあるかもしれないが、電気が止まれば真っ暗になる。周りの状況が分からないのが一番パニックになる。有事の際はとにかく落ち着くこと、冷静な判断ができなくなるのは非常に怖い。
筆者が小型のバックに入れているのは以下になる。
- ライト
- カラビナ型簡易サバイバルツール
- パラコード
- ストラップバンド

ひとつずつ紹介していこう。
【ライト】
筆者が持ち歩いてるのはUCOのアークライター&フラッシュライトだ。ライト部はスポット照射と点滅モードだけだが、一番はお尻に装備されているアークライター。1,093度という超高温のプラズマを発生さえることができるのだ。プラズマなので、風の影響などなく確実に火をつけることができる。ライトと火が起こせるものが一体になっているのがうれしい。持ち歩くライトは両手がフリーになるヘッドライトもおすすめだ。
【カラビナ型簡易サバイバルツール】
これはバックに入れているというより普段車のキーを付けて身に着けている。というのもガットフック(シートベルトや紐などを切るフック)とウィンドウブレーカー(窓ガラスを割る突起)が付いているからだ。それ以外にファイヤーホイール、ボトルオープナー、O2レンチ、1/4”レンチの計6つの機能を備えたエマージェンシーギア『アウトドアエレメントのファイヤーエスケープ』だ。ライトで紹介したアークライターは充電が切れてしまえば使えなくなるがフェロロッドで火花を飛ばすファイヤーボールはアナログだが心強い。
【パラコード】
パラコードとはパラシュートに使われているロープのことで、軽量ながらも非常に高い引張強度をもっているロープ。太さ4ミリのパラコードで耐荷重は約250kg!汎用性に優れたロープを持っていることで有事の時だけでなく色々な場面で役立つ。一例を挙げると。
- 救助用ロープ
- 結束・補強
- 簡易シェルターのガイライン
- 止血帯
- トレイルマーカー
- 釣り糸(内芯を細かくして)
etc.
そんなパラコードをただ束ねて持っているのも勿体ないので、バックの中に入れるだけなく、リストバンドやキーホルダーなどアクセサリーにしている人も多い。筆者もリストバンドにしている。リストバンドにする際はコブラステッチと呼ばれる編み方をすることが多い。この編み方で20㎝のリストバンドを作るには約1.8mのパラコードを使用する。身の丈ほどの長さのロープを手首に巻いておくことができるのだ。
編み方や他の活用法もあるので、詳しくは下記を参照して頂きたい。
パラコードでギアアレンジをしよう!by Atwood Rope
【ストラップバンド】
パラコードとは別にシリコン製の伸縮するバンド(ストラップギア)も持っている。強固に結束できるだけでなく、両側にフックが付いているので何かを吊るしたり、引っ掛けてテンションを張ったり、バックパックに色々なものを取り付けたりすることもできる。もちろん止血帯としても使用することができる(ただ基本的な止血方法は圧迫止血が推奨されている)。
脚は両手が使えるが、腕を自分でやる際は一旦適度な輪を作ってから腕に通していくと楽にできる。
一通り紹介したが、これにエナジーバーや鏡、ファーストエイドキットを入れている。鏡はできればシグナルミラーと呼ばれる上空を飛んでるヘリや遠くに見えている人にシグナルを送るための覗き穴が開いたミラーにするといざという時に役立つ。鏡を持つ理由は他にもある。目視できない怪我の確認だ。怪我の範囲・度合が分かれば対処することができる。
今後30年以内の地震発生確率なども公表されているが、いつ起こるかは誰にもわからない。30年後かもしれないし、明日かもしれないし、10分後かもしれない。
大雨による土砂崩れ、台風などにより孤立する可能性もある。とにかく自分の命は自分で守るしかないのだ。
日常から意識していることが非常に大事になってくるので、今一度、防災意識を高めては如何だろう。