自転車を支点に、宙に浮く寝床
自転車キャンプツーリングは、自分の脚が動力なのでなるべく荷物を軽くしたい。
テント、寝袋、マットはどう削っても3kgを超えるのだが、
2ND ツリーキットとハンモックがあれば軽量化と快眠の両取りができる
文・山下晃和 写真・山本 智
縦走登山の旅や自転車の旅が好きだ。自然の中に長い時間身をおく縦走登山と比べると、自転車ツーリングは、車道をメインに走ることになるので、自然と街が交互に現れ、人の営みをはじめ、文化を感じられるのがメリットだ。古い街並み、かつての宿場町、小さな集落などを通ると歴史を肌感覚で学べるのもいい。
海外の旅先ではゲストハウスを転々とすることも多いが、街がない地域や国内(治安がいいので)であればキャンプ泊を楽しむこともある。キャンプは、宿泊費を抑えられるだけでなく、街から離れた山に近いエリアにあるので、静かな夜を過ごしたいときに選ぶようにしている。
自転車キャンプは、テント、寝袋、マットの三種の寝具が最低限必要だが、ハンモックを選択すれば荷物を減らせる。アルミ製やカーボン製のポールが必要不可欠なテントや分厚いマットが無い分、圧倒的な軽量化とコンパクト化を図れるからだ。その恩恵を受けるため、ハンモックを木と自転車で支えることができるTICKET TO THE MOON 2ND ツリーキットを試してみた。
吊り下げるハンモックは、ちょうどいい間隔の木がないと張れないというデメリットがあったが、こちらがあれば木1本と自転車を支点にできるため自由度が高い。
袋の中には、強靭な素材の220㎝UHMWPEウーピースリングが2本、25㎝と20㎝のループが1本と3本、25㎝スパイラルY字ジュラルミンペグが3本、18㎝Y字アルミペグが3本が入っている。
まずは、自転車を安定させるために枝をスタンド代わりに自立させる。私の体重を支えてくれる自転車のサドルレールを利用してループを通し、そこから木と反対方向にウーピースリングを張ってスパイラルペグを打つ。保険のために、そのペグにもう一つループを通してY字ペグでペグダウンすると安定感が増す。
あとは、従来のように木のほうにハンモックを引っ掛けて、反対方向をサドルレールに付けたループに引っ掛けるだけ。慣れれば10分くらいで完成するので簡単だ。自転車が固定されているのでセキュリティ面も安心だし、何より自分の愛車を眺めながら一晩を過ごせるのは最高でしかない!
”2ND ツリーキット
自由度の高いハンモック泊
ライテストハンモックとムーンストラップを足しても総重量600g以下。あまりにも軽過ぎてモーターサイクルや自転車等キャンプツーリングの宿泊スタイルの概念が覆される
最小重量:198g
収納サイズ:28×9㎝














