【BBB vol.18】山で会いたくないヤツに、足元から先手を打つ。巻くだけで使えるヤマビル対策「ヒルガード」

山には、できれば会いたくないヤツがいる。
熊、スズメバチ、マダニ、そしてヤマビル。。

まあ、熊ほど怖くはないし、スズメバチほど緊張もしない。
でも、できれば会いたくない。
というか、できれば一生会いたくない。。

もはや近年でもないが、鹿が増え、温暖化によりイノシシの生息域が拡がったこともあり、ヒル自体も生息域が拡がって、出くわす機会が増えたのだ。

ちょっと違和感のある痛みと血が暫く止まらないぐらいで、ブヨよりはいいかもしれないが、なにせミテクレがよろしくない。。
休憩時に「ん?」って思うと大体吸い付いてる。。

昔は紙たばこを嗜んでいたので一服ついでにヒルに近づけてやっつけていたもんだが、今や電子だし、塩やライターをザックから出すのも面倒だから「えいっ」と取ってしまう。
マダニと違ってヒルはある程度強引に引き剝がしても基本OK。

とはいえ、気持ちのいいものではないし、厄介なのは、気づかないうちに這い上がってくること。

だからヤマビル対策で大事なのは、
「出会ってからどうするか」ではなく、「出会う前にどうするか」!

で、昨年から使っている「ヒルガード」を紹介したい。
というか、声を大にしてお伝えしたい!めっちゃいいですよコレ!

ヤマビルには、足元から先手を打つ!

ヒルガードは、その名の通りヤマビル対策のためのテープで使い方はいたってシンプル。
長靴や靴下、ゲイターなど、足元に巻くだけ。
これだけで、ヤマビルが這い上がってくるのをブロックする。

実は筆者も勘違いしていたのだが、首元やザックに付いてたりすることから木の枝から何かしら感知して落ちてくるヤツもいるのではないかと思っていたのだが、ヤマビルは上からくることは絶対なく、地面からしか這い上がってこないというのだ。

※ヒルガードを作った“住友化学”さんが仰っていたので間違いないかと。

だったら、「上ってくる前に止めてしまおう」というわけで作られたのがこの「ヒルガード」。

元々は林業に従事されている方々向けに作られていたのだが、近年アウトドアでのヒル被害増加に伴い、ブラック仕様で今年から発売されたのだ。
(筆者は昨年まで業販向けの白を使っていたが、なにせ目立つというか包帯を巻いているようにみえるのでブラック仕様は非常にありがたい!)

で、その効果の程であるが、「効果絶大!」である。

昨年の白テープだとわかりやすいのだが、ヒルが上がってきてもテープより上に行くことができないというか、嫌がっているのだ。たまに玉砕覚悟でテープまでくるヤツがいるが、すぐに下に移動してしまう。

実はこれ、見てるだけで十分面白いというかずっと見てられる!
あれだけ忌み嫌っていた“ヒル”を「頑張れ!もうちょい!」などと応援してしまう始末。。
“絶対的強者の戯れ”ともいうべき行為だが、これだけをしに山に入ってもいいほどだ。

気になる“水濡れ強度”

ただ登山、渓流釣りなどで雨や渡渉などを考慮し気になるのが“水濡れ強度”。

テープである以上、

  • 粘着力が落ちる・無くなってすぐに剥がれてしまうのでないかという点
  • テープ表面の忌避剤の効果が流れ落ちてしまうのではないかという点

この辺はさすが住友化学さん!長時間に及ばなければまったく問題なし!

別に重たいわけでも匂いがするわけでもないし、活動に弊害がないのでヒルがいようが、いなかろうが取り合えず巻いておくのが吉!
まさに、先手必勝。

ヒルガードのスペック

  • 長さ:3m巻き
  • :7cm
  • 使用の目安:片足約30~50cm
  • 重量:約60g(ザックに入れておいても、それほど負担にならないサイズ感)
  • 効果の目安:約1週間

ヤマビルが気になるのは、登山や渓流釣りだけではない。
沢沿いのキャンプや山菜採り、里山の散策などなど。

「登山なんてしないから関係ない」と思っていても、山や沢に入る機会があるなら、ヤマビルと遭遇する可能性はあるので持っていても損はないだろう。

ヒルを見つけてから慌てて対策するより、最初から足元を守っておく。
考えてみれば当たり前の話だ。

でも、こういう「当たり前だけど、意外とやっていないこと」を簡単にしてくれるのが、アウトドアギアの面白さでもある。

巻くだけで気持ちが楽になり、ちゃんと守ってくれている、“派手さはないが確実に仕事をこなしてくれる足元の頼もしい相棒”だと筆者は思っている。

山へ行くザックの隅に、3mの安心をおひとついかがだろう。

因みにヤマビルが活発になるのは、一般的に5月から10月頃。特に雨上がりの蒸し暑い日は要注意。まだまだ残暑が続き、これからの秋雨もあるので、注意して頂きたい。

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牛田 浩一

株式会社B.O.W代表取締役。
化石掘りが趣味だった父の影響でアウトドアを始める。
アウトドア用品の輸入卸会社の直営店を経て、広報・マーケティングに携わった後、アウトドア専門のアタッシュドプレスとして独立。PR、マーケティングをベースに撮影コーディネートやイベント運営など「アウトドアの何でも屋」として年間の1/3をフィールドで過ごし、たしなむアウトドアアクティビティは多岐にわたる。自分の体は血液ではなく背脂が流れていると自称するほどの背脂ラーメン好き。