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【BBB.vol9】侍の教えに学ぶ冬支度。スノボの錆は〈さびとり侍〉で一刀両断せよ!

 新潟の街でも雪がチラつく今日この頃、お滑りに向けテンションが上がりまくってる人も少なくないはず!皆さん!スキー・スノーボードのメンテナンスは済んでますか⁈

それとキャンプ好きな皆さん、そろそろ寒くなりキャンプ納めという方もいらっしゃるはず。鉈やナイフなどのメンテナンスは済んでますか⁈

 そう!今回紹介したいアイテムはメンテアイテム「TEPPA さびとり侍」なるもの

消しゴムみたいな「さびとり侍

どんな錆もこのさびとり侍が一刀両断致します!まあ切る訳ではなく、シコシコ消しゴムのように擦るだけなんだけど、これが楽に落とせるんです!鉈や包丁などの刃物はもとより、スキー・スノーボードのエッジ、アイゼンのクランポンやピッケルなんでもござれ!日本は高温多湿、ましてやクローゼットにしまい込んだウィンターギアは綺麗に拭いたつもりでも錆びたりするので、必ず事前にメンテして気持ちよく使えるようにしましょう!

スノーボードのエッジも簡単メンテナンス!

鉈も簡単に錆が落とせる

 TEPPAには他にもメンテアイテムがある。

錆から守る「鉈オイル」、汚れをとる「鉈クリーナー」、スティック型の砥石「ハンディストーン 鉈用」。

いずれも鉈と銘打ってあるが、オイルとクリーナーは刃物全般使用することができる。個人的におススメなのが「ハンディストーン」!コンパクトなので、現場に持っていけるから切れ味が悪いなと思った時に少量の水があればその場で研ぐことができる。タッチアップ的に使用することもできるので一時的に切れ味が欲しい時に重宝する。

以前、仕事で大工さんの鑿(のみ)を借りようとしたとき、「軽々しく大工道具を貸してなんていうんじゃない!」って怒られたことがある。彼らは仕事道具である鑿や鉋、鋸など錆びないように、切れ味が落ちないように日々メンテナンスしているのだ。簡易的に使うカッターでさえ、切れ味が悪くなったらすぐに新しい刃にする。仕事に支障をきたさないためだけではなく、怪我をして仕事ができなくなる方がよっぽど支障をきたすということを知っているからだ。「切れない刃物ほど怖いものはない」ということを教えられた。時代劇などを観ているとお侍さんが縁側で刀をメンテしているシーンを見ることがあると思う。「日頃の手入れを怠ったことで小さな錆が刀身そのものを腐らせる」=“身から出た錆”の由来と言われている。“武士の命”ともいうべき“刀”を日々手入れしていたそんな侍に倣って愛用のギアたちをメンテしては如何だろう。

メンテナンスをしっかりして今年も滑ろう!
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